-路線バス縮小の地域に新たな移動手段- 住民とつくる“そこそこ便利な”デマンド型乗合タクシー『はちタク』、鹿角市八幡平地区で実証運行開始
おしらせ
-路線バス縮小の地域に新たな移動手段-
住民とつくる“そこそこ便利な”デマンド型乗合タクシー『はちタク』、
鹿角市八幡平地区で実証運行開始
株式会社バイタルリード(本社:島根県出雲市)は、秋田県鹿角市八幡平地区において、同社初となる秋田県でのAIオンデマンド配車システム「TAKUZO」を活用したデマンド型乗合タクシー「はちタク」の実証運行支援を行っています。
令和7年10月1日から開始した「はちタク」の実証運行は、利用者の希望乗車時刻を調整して束ね、1台の車両でできるだけ多くの利用者を乗り合わせることで効率的な運行を実現します。自宅近くまでの送迎サービスを提供するため、冬季の積雪が多い時期や高齢者の多い八幡平地区において、重要な移動手段として期待されています。
本地区では、令和6年度「みんなで育てる!新しい地域交通プロジェクト」と題した住民ワークショップを実施しました。ワークショップは、八幡平地域づくり協議会と鹿角市が中心となり、協議会役員、自治会長、民生委員など、さまざまな立場の住民が参加し、バイタルリードが支援を行いながら令和7年10月に予定される路線バス廃止及び縮小に伴う新たな交通手段について活発に意見交換を行いました。 「自分たちの交通は自分たちで守る」という強い意識のもと、デマンド交通と路線バスの併用運行について、具体的かつ実現可能な運行案を検討。議論は移動手段の確保にとどまらず、地域の活性化につながる交通サービスの創出を目指し、移動を促進する付加価値のあるアイデアにも及びました。
住民参加のワークショップを通じて得られた意見と提案が、今回のデマンド型乗合タクシー「はちタク」の運行計画に反映されています。
◆八幡平地区デマンド型乗合タクシー「はちタク」について
- 運行開始: 2025年10月1日から
- 対象地域: 秋田県鹿角市八幡平地区
- 運行時間: 平日8時〜16時
- 予約方法: 電話またはアプリ
- 運行の特徴: 午前中は、鹿角市中心部につながる「八幡平循環バス」への乗継ができるよう目安時刻・便を設け、午後は、地区内の郵便局や市民センター、友人の家など自由に移動ができるオンデマンド運行
- 料金: 1乗車600円/1日乗り放題券1,000円 月間定期券 3,600円
- ※未就学児は保護者同伴で無料、小学生は半額、中学生以上は大人料金

◆八幡平地区の概要
秋田県鹿角市八幡平地区は、十和田八幡平国立公園に抱かれた自然豊かな山間の地域です。四季折々の美しい風景、涼しい夏と雪深い冬、温泉や森林資源、そして温かな地域コミュニティが魅力の秋田県北部の隠れた名所です。持続可能な交通モデルの実証運行を通じて、今後も地域・行政と連携を図りながら地域課題の解決と将来に向けた仕組みづくりを進めていきます。
株式会社バイタルリードについて
私たちバイタルリードは、創業以来「交通」を軸に、さまざまな地域課題に取り組んできました。
具体的には、道路や公共交通の計画立案、観光振興や地域活性化に向けた企画立案、さらには事業評価における費用対効果分析などを手がけており、特に地域公共交通計画策定においては、島根県をはじめとする中国地方において圧倒的な実績を誇っています。
従来のコンサルティング事業に加え、GIS(地理情報システム)を活用した分析システムの開発や、公共交通の利便性を高める各種システムの製造・販売、さらにAIオンデマンド配車システム「TAKUZO」の普及活動にも積極的に取り組んでいます。 今回の秋田県鹿角市での実証運行は、私たちの新たな一歩となります。地域の移動課題解決に向けて、革新的なアプローチを続けていきます。
定額乗合タクシーとAIオンデマンド配車システム「TAKUZO」
1. AIオンデマンド配車システム「TAKUZO」の特徴
需要と供給ともに少ない地方で、利用者の発着時間を少しずつずらしながら、1台の車両の輸送人数を最大化し、運行コストを最小化することを目指した配車システムです。

2. 持続可能な交通のための「三方良し」のモデル

バイタルリードは、「TAKUZO」を通じて地方における持続可能な公共交通モデルの構築を目指します。
お問い合わせ先
株式会社バイタルリード 東京支店 担当 森山 村上
TEL 050-5530-0384 Mail takuzo_pr(アットマークにご変換ください)vitallead.co.jp